長文御題：祈りながらでもナイフを振り下ろせたら良かった

　久しぶりに長文御題チャレンジ。
　忘れてたけど、管理人本来はエグイの書き。
　女性絡むとナリ潜めるけどね。おんなのこ殴るのｲｸﾅｲ
　まぁ、男も殴るの良くありませんが。

　暴力ｲｸﾅｲ


　どうでもいいが、マゾヒズムの本見つけたのにサディズムの本見つけられんかった。
　うちの図書館どうなってんのか。
　異常心理と犯罪心理といじめの合間で揺れ動く日々。うごうご。（ゆらゆらじゃないんかい

 

　なんでボクは生きているのか。

 

「なんで？」

「と、私に聞きますか」

「だって、お前しかいないじゃん」

「まぁ自明ですね。見たままですね。その通りですが」

「なんで？」

「自分で考えなさい。答えが見つかるまで」

「かったるい」

「随分な物言いだ」

「なぁ、なんで？」

「私にそれを聞きますか」

「だってお前しかいないから」

　ここにいるのも。
　俺を殺したのも。
　お前なのに。

「なんでボク生きてるの？」

　お前がボクを殺しそこなった？　ありえない。

　なんで？

　ボクはまだ生きてる？

 

「また私が君を殺す為に」

 

 

　嗚呼、納得。

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BLEACH十題：あの人は敵などではなかったのです

　色々煮詰まってうごうごしています。
　愚痴ついでに、周囲の状況聞いてこよう。

　人物は誰をあてはめてもだいじょぶです。
　とりあえず、修ちゃんとかお乱姐さんとかイヅルとか。

　ただ、あの人は私の味方ではなかった。

　あの人はあの人の正義だけしかみていなくて。

　あの人の敵は、あの人の正義に反するものだった。

　それだけのこと。

　嗚呼、私はあなたの。

　敵にさえ、なれてはいなかったのですね。

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BLEACH十題：うつくしい人

　急に寒くなりましたね。
　コートしまおうかクリーニングだそうか、迷います。
　未だに冬物のほうが良いんじゃあ、と思うことがあるんですもの。

　どうしよう？


　白恋、恋次→兄様にみせかけてらぶらぶ。
　相変わらずエロくもなんともない。

　嗚呼、感嘆の息が漏れた。
　凛とした風情の、なんと美しいことか。
　真っ白な様の、なんと似合うことか。
　嗚呼、吐息が音を伴い漏れ出でた。
　この方の、なんと美しいことか。
　なんと、

「恋次」

「はい？」


「お前は、美しいな」


　緋色の髪に手指が伸ばされ、うっそりと髪の端に口付けられる。
　驚く顔を、冷淡な瞳が見返すばかり。
　けれどよくよく見れば、彼の人の口元に、意地の悪い笑みが宿っている。


「お前は、うつくしい」


　嗚呼、あなたのほうこそ、うつくしいのに。


　その声音に、溺れてしまって返す言葉が消えました。

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BLEACH十題：此の情の傾ける先はどうぞ彼の人に

　読んだよ。
　ティッキー、学が無い、というのは、もしかしてただのポーズかな？　と思った。
　テーブルマナー完璧っぽい。
　ロドたん、アレンにちゅう。むしろあの勢いだと、歯ァがっつり当たって流血沙汰だとオモ。

　BLEACH、海燕さんはあの眠っているほうか？
　もしかして、あの中に破面化してしまった死神の破面を入れると、その人の情報を抜き取って姿や所作、戦い方、記憶なんかを再現出来るとかいう特殊能力なんだらうか？

　ワンピ、わぁい七武海また出たー。
　こいつらの、可哀相なくらい常識人じゃないところが大好きだ。
　ナミさんたち、ルフィたちが到着するまでがんがれ。

　リボ、えー、えーと、あのー、ほのぼのは？！
　ほのぼのは何処なの？！　っていうか、親子喧嘩に巻き込むなよ！　こんな大事にすんなよ！！
　十年後のばじるんだかごっくんだかが、ものっそ気になります。


　御題は白緋前提白恋。エロもなんもありませんよ。

　月夜である。
　静謐が降り、深深とした夜。
　開け放した障子から、隣室へと凝った空気が抜け出ていく。
　襖をあと三枚越えれば、彼女が居る。
　微笑むばかりの、彼女。
　そこに入室を許可されているのは、現状三人のみである。掃除のための女中も、今は其の部屋に入ることはない。
　ルキアと恋次が、週に一度必ずやってきては掃除をする。
　本当ならば毎日来たいといったところで、副隊長と席官である。その忙しさは白哉も知ることであった。
「隊長」
　文机に向かって、書き物をする背中の美しいこと。
　凛としたその態度は、正しく貴族のものだった。
　所作が違う、育ちが違う。
　しみじみと、思い知る。
「なんだ」
　低い声音に、恋次は散らした赤い髪を無造作に纏めながら微笑んだ。
「俺に、情なんてかけないでください」
　白哉の筆が止まる。
　眉間に寄せられた皺、刺青だらけの身体を露にしながら、恋次は微笑む。
「ちゃあんと、奥さまにあげつづけてください」
　俺はそこから零れた分で、充分ですんで。
　注がれる白濁以上の情なんて、いらねぇんで。
「隊長、綺麗な感情全部。アンタの奥方にあげてください」
　でなければ、申し訳がたたぬのだと。
　苦笑交じりに、紅の美しい男が言った。

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BLEACH十題：平穏を求めて何が悪い！

 

　軽くギャグだけど、よくよく考えるとシリアスですよ。

　っていうか、一護は本当にいつまで代行業やるつもりなんでしょうね。

　お前さんら、数年後は受験じゃないのか。身寄りのないヒメやチャドは就職するにしても。

　雨竜も一護も、医者の息子だろうに。（まぁ、必ず家業を継がなければならないという法律はないけれども。

 

 

　代行証明から、虚の告げるアラームより尚気分の悪い怪音が届く。

　一護は机から勢いよく立ち上がると、ひったくって胸に当てた。

　次の瞬間魂は肉の身体を置き去りにして、夜のうちへ身を躍らせる。

「コン！　後頼んだ！！」

　返答さえ待たず、彼は今宵も大刀を手に夜を舞う。

　眉間にいつも以上の皺を寄せて。

　唇をいつも以上に引き締めて。

 

「明日センターなんだぞ！　志望校落ちたらどうしてくれやがる！！」

 

　せめて今日くらい大人しくしていやがれ！

 

　彼が声を荒げるのも、無理からぬことだろう。

 

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